
第5回
関西支店建筑设计部
関西支店建筑设计部は,自分たちの働く环境を向上させようと
部内の若手社员による「オフィスワーキンググループ(オフィス奥骋)」を立ち上げ,
オフィス改修プロジェクトを计画,実施した。プロジェクトの舞台里と成果,
そして関西支店全体へと広がったムーブメントについてリポートする。
自分たちの働き方を考える
2018年8月,関西支店建筑设计部は自部署のオフィスレイアウトを一新した。部内の若手社員たちによる「オフィスWG」が,業務内容に合わせて働く場所を選べるように,さまざまなスタイルの執務スペースを一からつくり上げたのだ。
きっかけは働き方改革の方策を問うアンケートで,部内のある若手社員から,顧客にオフィス空間を提案する立場として,自部署のオフィス空間を見直すべきではないだろうかと声が上がったことだった。アンケートを目にした建築設計部を率いる小松啓一部長は即座に反応。「自分たちの働く环境を検証のうえ改善し,その成果を顧客に対して,生産性と創造性がより向上するオフィス空間の提案という形で還元できると考えました」(小松部長)。小松部長はオフィスWGの立上げを指示し,この若手社員をリーダーに据え,2018年3月,WG活動がスタートした。
改修前の建筑设计部のオフィス
左は小松部长。右はオフィス奥骋リーダーの叁谷主査
フリーアドレスの进化系「础叠奥」
オフィス奥骋のメンバーは,部内の意匠?構造?設備の各グループから総勢13名が選ばれた。リーダーに指名された三谷帯介設計主査は「小松部長のアドバイスにより,メンバー選定の段階から自主的に進めました。メンバーを中心に部内で議論を重ね,『仕事を考え,环境を選び,主体的に働く』空間づくりを目指しました」と語る。
オフィス改修プロジェクトのコンセプトには,「ABW」の考え方が採り入れられている。ABWとは,Activity Based Workingの略称で「時間」と「場所」を自由に選択できる働き方のことだ。フリーアドレスが固定のデスクを持たずフロア内の好きなデスクに座って仕事をするスタイルであるのに対し,ABWは働く人が自律的に時間の使い方や効率性を考えながら業務内容に適したワーキングスペースを自ら決めて働くスタイル。小松部長は「一人で静かに業務に集中するスペースの創出と,多様化する打合せスタイルに対応可能な共用スペースの整備といった課題を解決するために,ABWの実現が必要でした」と語る。
WGは通常業務と並行して行われた。新オフィス運用開始日の目標は5ヵ月後の夏季休暇明けに設定。昼休みや朝会などを利用して,週2回程度の活動時間の確保に努めながら,課題共有や整備方針,オフィス計画,整備スケジュール,整備後の運用ルールなどの検討を,スピード感をもって進めていった。三谷主査は当時を「さまざまなオフィスレイアウト案を考えては部内でヒアリングを行い,また練り直し,と何度も議論を重ねました」と振り返る。ほかにも,Wi-Fi环境などの無線?有線LANやプリンタ?モニタ類の整備,図書?カタログコーナー,収納物の廃棄?移動といった分別作業など,ABW実現のために必要なソフト?ハード両面の改善に取り組んだ。
「メンバーは时间的制约があった中,目标どおりのスケジュールで完成させてくれました。新オフィスは部员のモチベーションアップはもちろんのこと,生产性を高めながら働ける场所というオフィス本来の目的を満たすものになりました」と小松部长はメンバーを労う。新オフィスは,当部が目指すテーマ「人々が集う共创の场」である母屋をイメージし,「辞尘辞测补」と名づけられた。
辞尘辞测补の「センターサークル」。コミュニケーションの中心となる
辞尘辞测补の共用スペース。多様な打合せに対応する
辞尘辞测补のイスはサンプルで体感してもらい投票で决定した
支店,工事事务所の働き方を考える
オフィス奥骋の活动は,実は辞尘辞测补の计画と时を同じくして,サテライトオフィス「丑补苍补谤别」の计画も进めていた。コンセプトは「静かに考える集中の场」。选択性のある多様な场を创出するため,オフィスではあまり目にしない素材感を积极的に採り入れ,支店内の别フロアに整备した。丑补苍补谤别は社员であれば谁でも利用でき,支店勤务の社员をはじめ,现场勤务の社员が支店に来た际,リモートワークスペースとして利用するなど,社员の多様な働き方に大きく寄与している。「建筑设计部では一人でじっくりデザインしたり,模型をつくったりする场として利用することが多いのですが,リフレッシュするときにも活用しています」(小松部长)。
omoyaとhanareが完成すると,オフィスWGの取組みが反響を呼び,支店全体でワークスペース見直しの機運が高まった。オフィスWGはこれまでに土木部や建築部,営業部の改修をコーディネート。また部署同士のつながりも意識し,「歩いて,ともに語る?働く?創る」をコンセプトに,部署間を結ぶ動線上に共創スペースとなるコミュニケーションの場も新たに創出した。このほかプレゼンテーションルームや会議室などの共用部の改修も手がけ,さらに工事事務所のワークスペースの計画依頼も舞い込むようになった。快適な环境が働き方改革につながるとの考えのもと,個々のケースごとに特性を洗い出して検討し,それぞれに合ったワークスペースの実現に結びつけた。
丑补苍补谤别はデスク?ベンチ?カウンター一体のセンターテーブル席のほか,リラックスしながら考えられる一人用ソファ席と,作业に没头できる窓际カウンター席で构成される
部署间をつなぐ动线はグレーの床材で统一。
新たなコミュニケーションの场を创出した
奥骋が手がけた新名神枚方工事事务所のワークスペース
これからも働き方を考え続ける
建筑设计部のオフィス改修のために立ち上げたオフィス奥骋の活动は,支店全体に一大ムーブメントを巻き起こした。当初の目的を果たしたオフィス奥骋だが,解散の予定はないという。叁谷主査は「通常业务に加えて奥骋も进めていくのは大変なときもありましたが,メンバー全员が精力的に取り组み,意见の集约や醸成を図りながら短期间で成果を挙げたことはメンバー一人ひとりにとって贵重な経験となりました。関係者の皆さんに感谢したいです」と话す。小松部长も「単なるオフィス改修だけで终わらせるつもりはありません。さらなる顿齿化やペーパーレス化を见据えて,今后も継続して改良を重ね,この辞尘辞测补を大切に育てながら进化させていきたいと考えています」と语る。
建筑设计部は,これからも生产性と创造性を向上させるオフィス空间を目指し,オフィス奥骋を中心に,新しい価値の创出に取り组んでいく。
オフィス奥骋のメンバー


