
「ザ?リッツ?カールトン冲縄」(冲縄県名护市?2012年4月竣工)エントランス。喜瀬别邸ホテル&スパからのオペレーション交代で大规模改修を実施した。イリアは设计を中心にプロジェクト全体のコーディネートを担当し,ホテル栋?スパ栋などからなる施设をほぼ全馆にわたりリノベーションした Photo by The Ritz-Carlton, Okinawa
ホテル?リノベーションマーケット
近年,外资系ホテルの新规参入が相次ぎ,国内のホテル业界の竞争が激化している。既存ホテルは単なる修缮に留まらないリノベーションで商品性の価値を高め,生き残りをかける。「商品性强化」「リブランド」「エコロジー」とリノベーションの目的はホテルによって様々だが,中でもマーケットニーズに呼応した施设の改修や充実化によるリブランドは,竞争力强化を図る重要な要素となっている。
「オーナー変更やブランドの交代によるリノベーション事例が増えています。ホテルは投资额が大きいため,商品性の変更により同じ建物で长期利用していくケースが多い」。当社グループのインテリアデザイン会社イリアでホテル业务を総括する米原圣一执行役员は,ホテル业界の动向についてこう话す。旧东京全日空ホテルから「础狈础インターコンチネンタルホテル东京」へのリブランド(东京都港区?2009年2月竣工),冲縄県名护市にある高级リゾート?喜瀬别邸ホテル&スパの「ザ?リッツ?カールトン冲縄」へのリブランド(2012年4月竣工)など,イリアでは外资系ホテルチェーンの大型プロジェクトをはじめホテルのリノベーションを多数手掛ける。

イリア
ホテルプロジェクト统括
米原圣一 执行役员





「础狈础インターコンチネンタルホテル东京」(东京都港区)の「クラブインターコンチネンタルラウンジ」(上段)と36阶「ピエール?ガニェール」。このリブランドで,インターコンチネンタルホテルの国内フラッグシップに位置付けられた。ハイグレードなサービスを提供するクラブラウンジ,美食の巨匠?3つ星シェフのピエール?ガニェールと提携するレストランの内装设计?工事,贵贵贰调达をイリアが手掛けた(2009年2月竣工)
Photo by Nacása & Partners Inc.
トータル?インテリア?ソリューション
米原执行役员は,ホテル業界のリノベーションにおける独特な発注形態の変化を指摘する。「外資系ホテルの参入と併せて,インターネットの普及によりユーザー評価の影響力が非常に大きくなっています。流行のコピーやブランド品の陳列では,目の肥えたユーザーの心を打つことはできない時代。競争力のある商品を創り上げるため,発注者は既存施設の設計者?施工者にとらわれない新規のノウハウの提供を各専門分野に求めるようになってきています」。
ソフト分野では,建築?インテリア?設備?ランドスケープといった設計業務の細分化や,フード?物販?美容?ITなど関連するカテゴリーでのコンサルティングの参画も一般化してきた。ハードのつくり込みでは,PM?CM業務に特化した専門業が介在する分離発注, FFE(家具?什器?備品)更新は家具をはじめ食器から備品消耗品と細かく拡大し,メーカー,調達代行会社など関係者との調整が増大傾向にある。ホテルのリノベーションの大半は,時間やコストの厳しい制限の中で行われる。こうした複数参加の複雑な関係性が,スピード感と統一したブランドの確立を妨げる場合もある。「こうした複雑さを取り除き,いかにスムーズにサービスを統合していくかがリノベーションの鍵だと考えます」。
1985年の設立以来,イリアはホテルに代表されるホスピタリティ施設への改修計画の参画に,最大の関心とエネルギーを投じてきた。デザイン業務のみならず,改修計画コンサルティング,FFE調達,特殊内装工事,アートワークコーディネーションなど,業務は拡大しつつある。改修のキーワードとしてイリアが掲げるデザイン業務の〈A to G〉は,サービスの流れの重要性をよく表している。計画分析から設計を経てFFE調達に至る業務の流れを分断せずトータルでスピーディーにサービスを提供するのが,イリアがホテル?リノベーションマーケットに提案するサービスモデルだ。
「インテリアデザインはリブランドの成功を左右する大きな要素なので,我々がプロジェクトの舵取りをするのは有効と考えます。いつも同じパッケージではなくプロジェクトごとに必要なサービスをセットにして組み立て,適合させていくことが大切です」。 インテリアデザイン会社も時代にあった業務のリノベーションで,最新のホテル市場に対応していく。





