専务执行役员东北支店长
赤沼圣吾
赤沼东北支店长は岩手県宫古市の出身で,
东北復兴への思いはひとしお强い。
発灾当时,日本建设业连合会の东北支部长も务め,
业界全体の阵头指挥もとってきた。
震灾から4年という节目に,今の思いを闻いた。
復兴の先阵を切るという思いで
あの日から4年が経とうとしています。本社?全支店から届けられる救援物資や,応援を含め復旧工事に従事する社員の真剣な取組みに,当社の強固な組織力と個々の質の高さを改めて実感したことを思い出します。発災直後,被災地で津波による災害を目の当たりにし,“早期復興は,がれきの早期処理が重要”と考え,阪神?淡路大震災などで廃棄物処理を経験した社員を中 心に,直ちに準備を開始しました。廃棄物の量は,宮城県だけで約1,000万t,一般廃棄物の約15年分に相当し,当社が担当した石巻ブロックは,約300万tと最大規模。これまで誰も経験したことのない膨大な量で,リサイクル率を向上させながら,期間内に完了できたのは,数多の技術やノウハウを結集させたことに加え,自分たちが先陣を切るという思いで厳しい状況に身を投じてきたからだと自負しています。この気概が,後の復興まちづくり事業や除染作業,インフラ整備などに継承され,今,復興事業を前進させていると考えております。
復兴まちづくりは「因数分解」
一方で,復兴がなかなか进まないという报道もあります。かつ,被灾地域の人口流出が止まらず,自治体を悩ませているのも现実です。住民の方々からは,安全?安心な生活基盘をいち早く再构筑することに期待が寄せられています。几多のハードルがある「復兴まちづくり」は,时间との戦いです。ある経済団体の会合で,自治体の担当者が,时间がないなかで“无数の四次方程式”を解くようだと诉えるのを闻きました。无数の要素が复雑に络み合う现状を,そう例えたのです。この命题に対して,私は“因数分解して解かなければならない”と考えております。つまり,复雑な“復兴后の将来像”を方程式に见立て,その式を产业,住宅,防灾,福祉,エネルギーなどの要素に因数分解して,各要素を同时并行?総合的に解决していかなければなりません。要素が多いほど,高次元の方程式になり,満足度の高い復兴まちづくりになります。これを実现するためには,各要素の多くの専门家を必要とします。
民间の力を活用した仕组みづくり
东日本大震灾のように被害が甚大かつ広域にわたる场合,被灾した各自治体は,経験もないなか弱体化した状态で「復兴まちづくり」を强いられます。因数分解をして,それを解く力はありません。そのため民间の力を活用する仕组みづくりが重要と考えています。
現在,国土交通省東北地方整備局による復興道路での事業促進PPP(Public Private Partnership)や,都市再生機構が復興まちづくり事業に採用しているアットリスクCM(Construction Management)方式など,民間の力を計画段階の上流から活用し,復興の加速化に貢献しています。私は,両手法を発展させ,これまで以上に民間の力が投入される仕組みを提案しています。具体的には,応援や支援といった立場ではなく,自治体行政の中枢に,復興の構想から実行までを担う権限と責任をもった産?学?官のスペシャリスト―グランドデザインアーキテクト―をおき,都市づくりをはじめ各要素の専門家を束ね実行する構図をイメージしています。ここで描かれる復興後の姿は,各種インフラから最終的な建造物,そして産業や人々の暮らしまで,トータルなものでなければなりません。グランドデザインアーキテクトに必要な資質は,人を束ねる力,公共に資するという強い意志です。当社には,その責務を担うだけの総合力があると信じています。
福岛県に足を运ぶと,他の被灾地にはない极めて厳しい状况を痛感します。しかし,ここに新たな可能性があると感じております。その一例が,経済产业省が中心となり推进する「福岛?国际研究产业都市构想」です。原子力発电所の廃炉に向けた研究开発拠点,ロボットや最先端医疗の研究?実証拠点などを福岛県に创设するとともに,それらを支える「まちづくり」を含んだ幅広い构想です。注目すべきは,产?学?官が连携して,新たな产业を创り出すことで,人口の流出に歯止めをかけ,人口を増加方向へシフトさせようとしていることです。
「まちづくり」の根干をなすのは人であり,復兴道路が立派にできても,使う人や产业がないまちでは意味がありません。
5年という復兴集中期间が来年度终了し,その后不透明な部分がありますが,“復兴まちづくりの成功なくして,復兴の成功なし”,4年间を走り続けてきた今の思いです。この言叶を皆で共有し,これからも东北復兴に向け,尽力していきます。




