
| 3-2 ケーブルを使わない吊り桥「メナイ桥」 | ||
|
メナイ桥 ©本州四国連絡桥公団 18世紀末になると、鋳鉄よりも引張り強い錬鉄の大量生産が行われるようになり、より大きな桥が架けられるようになります。その第1号が1826年、イギリスのメナイ海峡に架けられた「メナイ桥」です。 この桥は、鎖の代わりに両端に穴の開いた細長い鉄板(アイバー)をピンでつないでケーブルとした吊り桥で、アイバー?チェーン桥と呼ばました。 メナイ桥は中央径間177m。当時としては世界最長の吊り桥でした。現在では錬鉄製のアイバーは鋼鉄製のものに取り替えられています。 |
||
|
|
| 3-3 トラス桥のモニュメント「フォース鉄道桥」 | ||
|
フォース鉄道桥 ©東北大学名誉教授 倉西 茂 19世紀半ばは、イギリスにとって鉄道網が網の目のように全土にのびっていった時代でした。鉄道会社は自社の鉄道を少しでも延長しようとしてしのぎを削っていました。その鉄道敷設の一番の難所が川や深く入り込んだ湾でした。そして、争って鉄道桥を架けようとしたのです。そんなとき、テイ湾をまたぐテイ桥は完成します。しかし、完成から2年後の1879年12月の嵐の夜に落桥し、列車ごと湾に転落するという大惨事を起こします。 桥脚の材料が品質の悪い鋳鉄でできていたためです。 この事故のため、この桥を設計したトーマス?パウチはその技術者としての生命をたたれてしまいます。 こうした事故を乗り越えてかけたのが、すべてが鋼鉄でつくられたフォース鉄道桥でした。スコットランドのフォース湾に架けられたこの桥は「カンチレバー?トラス」(注1)という構造形式を採用しています。 1890年完成。全長は2530m。521mの中央径間をもつ桥を二つ組み合わせた形になっています。中央径間で世界一の桥になったのです。1917年、カナダのケベック鉄道桥(span=549m)ができるまで、首位の座を保つことになります。 テイ桥の落桥事故の後だけに、安全には注意が払われ、この桥に使われた鋼材は51,000トン、リベットの総数は650万個と物量も膨大な量にのぼりました。完成後、巨大な怪物が足をふんばったような姿を見て、人々は「鋼の恐竜」というあだ名を付けたそうです。しかし、頑丈につくられた桥だけあって、100年以上たった今日でも列車が通り、鉄道桥として使われています。イギリスの産業革命を象徴するような桥です。 |
||
|
|
|
※このコンテンツは、2001年に开催されたインターネット博覧会出展时のアーカイブです。