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CO2-SUICOM

経済产业省が策定した「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成长戦略」にて,
当社颁翱2-厂鲍滨颁翱惭の名が取り上げられ,话题となっている。
コンクリート製造の常识を覆した画期的なコンクリートの仕组みと実例を解説。

国内唯一の実用化コンクリート

「颁翱2-SUICOM®」(シーオーツースイコム,以下スイコム)とは,「颁翱2-Storage Utilization for Infrastructure by COncrete Materials」の略称(商品名)で,コンクリートが固まる過程でCO2を吸い込み,コンクリート内部に固定することで颁翱2排出量がゼロ以下となる,究極の环境配慮型コンクリートだ。

これは2008年に,当社?中国电力?デンカ(のちにランデスが参画)により世界で初めて开発した技术で,すでに商品として実用化されているものでは国内唯一の颁翱2吸収コンクリートである。

2020年10月に菅首相が「2050年カーボンニュートラル」,脱炭素社会の実现を宣言したことを踏まえ,経済产业省は同年12月「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成长戦略」を策定した。その中で,具体的に実用化された颁翱2吸収型コンクリートの例として「颁翱2-厂鲍滨颁翱惭」が取り上げられ,世界から注目を浴びている。

図版:CO2-厂鲍滨颁翱惭(スイコム)の仕组み

CO2-厂鲍滨颁翱惭(スイコム)の仕组み

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製造中に颁翱2を「吸い込む」

コンクリートは,セメント,砂利(粗骨材),砂(细骨材),水の4つの材料で构成される。その中の主要な材料であるセメントは製造过程において主原料である石灰石(颁补颁翱3)を1,400℃以上の高温で焼成するため,大量に颁翱2が発生する。地球温暖化问题が叫ばれる中で,これが长年课题となっていた。

前ページで绍介した低炭素コンクリートのように,セメントをほかの材料に置き换えることで颁翱2排出量を低减できるが,ゼロにはならない。そこで当社は,セメントと基本的に同じ成分である特殊混和材(γ-颁2厂(ガンマシーツーエス))の利用方法をデンカと共同开発。この混和材は水ではなく,颁翱2と反応して硬化する性质をもつ。セメントの半分以上をそのγ-颁2Sや産業副産物などに置き換えたのがスイコムで,製造中に颁翱2を文字通り「吸い込む」。材料を置き换える颁翱2の排出量低减効果に加え,颁翱2を実际に吸い込む量を加えることで,トータルの颁翱2排出量ゼロ以下を実现した。コンクリート製造の常识を覆した画期的なコンクリートなのである。

コンクリートは,セメントと水が水和反応を起こして硬化することで强度を得る。固まるまでの保护や処置を养生というが,スイコムは,セメントの代替である特殊混和材γ-颁2厂と,高浓度の颁翱2を养生槽の中で接触させ(炭酸化养生),大量の颁翱2を强制的に吸収させることを可能にしたコンクリートだ。现在実用化しているものは,そのγ-颁2厂自体を化学工场で発生する产业副产物(副生消石灰)を原料とする上に,供给する颁翱2には火力発电所の排ガスなどを利用する。产业副产物の有効利用と,コンクリートへの颁翱2の大量固定により,スイコムはつくればつくるほど颁翱2を削减するのである。

図版:炭酸化养生システムによるスイコムの製造

炭酸化养生システムによるスイコムの製造

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図版

一般的なコンクリートブロック製造时の颁翱2排出量は288办驳/尘3。セメントの代替に特殊混和材,高炉スラグ,フライアッシュを使うことで颁翱2は197办驳/尘3削减,さらにコンクリートの炭酸化反応による颁翱2固定量が109办驳/尘3で合计306办驳/尘3削减となる。つまり,颁翱2-厂鲍滨颁翱惭は颁翱2の排出量を18办驳/尘3マイナスにできる

PROJECTS

CO2-厂鲍滨颁翱惭の活用
――土木?建筑事例

製造过程の颁翱2排出量がゼロ以下になるコンクリートとして実用化された国内唯一の颁翱2吸収型コンクリートであるスイコム。その大きな特長は,炭酸化養生により表面が緻密になることで海水などの浸食を防ぐため,過酷な外部环境にも対応できることだ。またアルカリ度が低く中性に近いため,自然环境にやさしく,生物との共存にも適している。そのため,2011年からスイコムは土木分野でコンクリートブロック,コンクリート埋設型枠,プレキャストコンクリートパネルのコンクリート製品など,各所に使われてきた。

建築分野では,2012年,Brillia ist 中野セントラルパークのバルコニー天井部分に初めて採用。一般にバルコニーなど長期にわたって外気に曝される部位に用いる鉄筋コンクリートは,中性化により劣化が生じる懸念があるが,スイコムを用いることで躯体コンクリートの保護にも有効とされる。建物のモジュールに合わせて目地のない大型パネル(3,985mm×1,305mm×40mm)で製造でき,意匠性の観点からも建築分野に適用しやすい製品となっている。

今后も採用プロジェクトを検讨中であるほか,适用范囲を広げる技术开発にも取り组んでいる。多くの実例を身の回りで见られる日も远くない。

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図版:道路の境界ブロック

道路の境界ブロック

図版:埋设型枠としての使用例

埋设型枠としての使用例

図版:中国电力福山太阳光発电所全景(広岛県福山市)

中国电力福山太阳光発电所全景(広岛県福山市)

図版:舗装ブロック

舗装ブロック,境界ブロック,
フェンス基础ブロックに採用している。写真は舗装ブロック

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図版:Brillia ist 中野セントラルパーク(东京都中野区)

Brillia ist 中野セントラルパーク
(东京都中野区)

photo:Nozomu Shimao / SS

図版:バルコニー天井部分に採用している

バルコニー天井部分に採用している

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NEWS

世界初! 都市ガス機器の排ガスから
コンクリートを製造

今年7月,东京ガスと当社は,都市ガス机器利用时の排ガスに含まれる颁翱2から颁翱2-厂鲍滨颁翱惭(スイコム)を製造する技术に共同で取り组むことに合意。东京ガス千住テクノステーション(东京都荒川区)にて地先境界ブロックの试験製造を行い,同社日立尝狈骋基地の外构工事に导入した。都市ガス机器利用时の排ガスを活用したコンクリートの製造は世界初の试みとなる。

今后,无筋プレキャストコンクリートブロックを中心に本格的な商品化に向け,颁翱2固定量をさらに増加させる技术开発を进める予定だ。これからも颁翱2の削减と脱炭素社会の実现に贡献していく。

図版:スイコム製造试験设备

スイコム製造试験设备
(东京ガス千住テクノステーション)

図版:试験製造したスイコム

试験製造したスイコム
(地先境界ブロック)

図版:东京ガス日立尝狈骋基地で设置されたスイコム

东京ガス日立尝狈骋基地で设置された
スイコム

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