小欧视频


ホーム > 碍础闯滨惭础ダイジェスト > July 2022:特集 紀伊半島大水害からの復旧 自然に挑んだ赤谷地区の10年 > Phase2: 2013-2019

进む抜本対策工事

図版:2014年8月,台风11号による急激な越流水

2014年8月,台风11号による急激な越流水

[工事一覧]

発注者:
国土交通省 近畿地方整備局
设计者:
エイト日本技术开発
  • ●堰堤他工事
  • ●上流堰堤他工事
  • ●下流堰堤他工事
  • ●河道闭塞部侵食防止紧急対策工事
  • ●床固工他工事
  • ●渓流保全工他工事
  • ●下流渓流保全他工事
  • ●3号砂防堰堤工事

(関西支店施工)

図版:施工イメージ

施工イメージ

続く施工中の被灾

仮排水路を构筑する紧急対策工事に続き,下流部への土砂?洪水氾滥被害を防止するための抜本対策工事が2013年から始まった。不安定な土砂の除去?整形を行うとともに,河道闭塞の脚部固定と土砂流出による土石流被害の防止を目的とした砂防堰堤の设置,保全対象付近での洪水流を安全に流下させるための渓流保全工などを构筑する。

2013年9月15日,台风18号が现场を袭った。その6日后の21日夜中,再び斜面が崩壊し,约40万尘3の土砂が崩れ落ちた。台风通过后,晴天の日の夜中に起こった出来事だった。「常に灾害が起こりうる现场だということです。気を抜くことはできませんでした」と江口健治所长は话す。2012年1月に赤谷地区に着任し,同年10月から所长として现场を统括している。

図版

江口健治所长

斜面再崩壊はまだ続いた。2014年8月の台风11号は,赤谷地区に设置した雨量计で430尘尘の连続雨量を记録。约76万尘3の斜面再崩壊を引き起こし,越流水が,完成间近だった2号砂防堰堤を损壊させた。「それでも,纪伊山系砂防事务所※4のご担当者は,『2号砂防堰堤が机能したから下流域への被害を防止できた』と言ってくれました。赤谷地区の安全のため,一日も早く工事を进めなければならないと,改めて决意しました」。

※4 紀伊半島大水害による二次災害のおそれのある箇所に対し,緊急的に砂防事業を実施し,安全を確保することを目的として2012年4月に国土交通省近畿地方整備局が設立

図版:损壊した完成间近の2号砂防堰堤(2014年8月)

损壊した完成间近の2号砂防堰堤(2014年8月)

无人化施工で仮排水路復旧

2014年8月の台风11号による急激な越流侵食は,紧急対策工事で设置した仮排水路と暗渠排水管も破损させ,一部の范囲で流出した。特に湛水池の水位低减を担う暗渠排水管は,早急な復旧が望まれた。しかし,復旧には崩壊斜面直下での作业を要する。崩壊斜面直下の施工箇所までの土石流到达时间は仅か30秒と推定された。现场は避难の迅速性を第一に考え,従来の作业方法を见直し,今回の復旧における全作业を无人化施工で行うことを决定した。

図版:暗渠排水管の被灾状况(2014年8月)

暗渠排水管の被灾状况(2014年8月)

改ページ

図版

松本健太郎工事课长代理

「2011年は目視による重機の遠隔操作で防護土堤をつくりましたが,今回は施工箇所から約1km離れた操作室で遠隔操作にて施工します。さらに,構築する構造物には排水勾配などの精度確保と品質が求められるので,施工の難易度が異なります」。当時,監理技術者として施工計画立案に携わった松本健太郎工事课长代理はそう話す。掘削,暗渠排水管の設置,コンクリート打設など,全てを無人化する。無人化で暗渠排水管を施工するのは国内初の試みだった。バックホウでの施工性を考慮した暗渠排水管の材料選定に始まり,管材の揚重方法を検討した上で特殊アタッチメントの開発も行い,試験施工を繰り返した。そして,仮排水路の復旧を工期内に無人化施工で実現した。「赤谷地区では,つくったものが被災によって破損するだけでなく,基礎地盤自体がなくなるという衝撃的な光景を目の当たりにしました。その状況下でも,協力会社の皆さんは下を向かずついてきてくれました。無人化施工を無事に進められたのもたくさんの協力があったからです。赤谷の現場で学び,経験した10年間は,私の誇りです」。

図版:操作室のモニタから见る,远隔操作による无人化施工での暗渠排水管设置状况

操作室のモニタから见る,远隔操作による无人化施工での暗渠排水管设置状况

現場では,台風や大雨によるダム湖の越流,再崩壊を繰り返してきたが,これまで人的な二次災害は起きていない。「着工時から,発注者とともに数値による明確な作業中止基準や降雨後の作業巡視計画を定めています。それを愚直に徹底してきたことと,無人化,さらには自動化施工のような新しいことへの挑戦が結果につながっていると思います。災害現場だからこそ,皆が主役意識をもって前向きに取り組める环境づくりをこれからも大事にしていきたい」(江口所長)。

図版:下流域の対策工事の様子

下流域の対策工事の様子

図版:下流域の対策完了(2019年12月)

下流域の対策完了(2019年12月)

改ページ
column

グラウンドアンカーに光ファイバを用いた
笔颁张力计测システムを初适用

2017年に着工した渓流保全のための法面补强工事では,当社ら※5の最新技术が适用された。

法面补强工事におけるグラウンドアンカー工法は,地中にグラウトで造成するアンカー体と,地表のアンカー头部をストランド※6で连结し,その张力を利用して法面を补强する。ストランドの张力は地山の动きなどによって変动し,その値が设计の想定を外れると,法面の崩壊につながるおそれがあるため,张力は长期间管理する必要がある。

そこで当社らは,光ファイバを用いた笔颁张力计测システムをグラウンドアンカーに活用することに着目。ストランドにひずみ分布を计测できる光ファイバを全长にわたって组み込み,张力の変动に伴って光ファイバに生じるひずみ分布の変化を把握することで张力の変动要因を推定する。

本技术を初适用した赤谷地区では,グラウンドアンカーの施工から4年以上経过した现在も,光ファイバでデータを计测し,计测结果からグラウンドアンカーの张力が适切に确保されていることが确认できている。赤谷地区で得られた知见は,今后高速道路をはじめとした様々な法面の维持管理や土砂灾害に対する予防保全,叠颁笔対策などへつながっていく。

※5 小欧视频,住友電工スチールワイヤー,ヒエン電工,エスイー

※6 PC(プレストレストコンクリート)構造物の緊張材として使用されるPC鋼より線

図版:地山全体の动きなど,外力の作用によるグラウンドアンカーの张力変动を示す図

地山全体の动きなど,外力の作用によるグラウンドアンカーの张力変动を示す図

ContentsJuly 2022

ホーム > 碍础闯滨惭础ダイジェスト > July 2022:特集 紀伊半島大水害からの復旧 自然に挑んだ赤谷地区の10年 > Phase2: 2013-2019

ページの先頭へ