ここからは1期工事で完成した3エリア「青春の丘」「どんどこ森」「ジブリの大仓库」の概要と,
「ものづくり」の见どころを详しく绍介していく。
ランドマークとなるエレベーター塔
「青春の丘」は,爱?地球博记念公园北口からいちばん近い场所にある。来场者を出迎えるのが北口広场近くにある「エレベーター塔」。もともと公园に备えられていたエレベーターを改修したもので,『天空の城ラピュタ(1986年)』『ハウルの动く城(2004年)』などの作品に影响した「19世纪末の空想科学的世界観」をモチーフに新たに设计された。公园内の设备としてジブリパークよりも先行して昨年3月に供用开始。ランドマークとして开园前から话题を呼び,亲しまれている。
来场者を出迎える,
高さ约30mの「エレベーター塔」
地球屋の造形
エレベーター塔から见下ろした斜面の木々の间から屋根が见える建物は「地球屋」。以前からそこにあったかのような,风景となじんだ姿が印象的だ。これは『耳をすませば(1995年)』に出てくる老人が営むアンティークショップを表现した木造一部搁颁造の3阶建ての建物。外観のみならず内装の造作,家具调度にいたるまで丁寧につくり込まれており,まるで映画のワンシーンに潜り込んだかのような景色と造作を楽しめる。
たとえば炼瓦色の外壁に鉱物でできた岩絵具(いわえのぐ)で描かれる模様は,元の作画から颁础顿図面化することが困难で,宫崎吾朗监督自らペンを取り図面化したものを,壁画専门家がかたちにした。手描きの雰囲気が造形にさらに温かみを加えている。
地球屋の隣に佇むのは「猫の事务所」。猫のサイズに合わせてつくられたミニチュアの木造住宅だ。
「地球屋」1,2阶のテラスから公园内を
见渡すことができる
「地球屋」のファサードと内観。
アニメーションに描かれた世界が表现されている
映画『耳をすませば』より
「猫の事务所」(左)は窓から中を覗くと『猫の恩返し』のキャラクター,バロンとムタがくつろいでいる
【工事概要】
青春の丘
- 规模:
- 地球屋—木造?一部搁颁造 3贵
延べ约300尘2
猫の事务所—木造 1贵 延べ3尘2
贰痴栋改修—厂造 2贵 - 工期:
- 2020年7月~2022年3月
自然素材でつくられた木製游具
愛知万博は「自然の叡智」をテーマに開催され,メイン会場となった愛?地球博記念公園はその理念と成果を引き継いでいる。そして自然环境に配慮し,緑豊かな公園内のジブリパークを感じられるひとつがこの「どんどこ森」である。
どんどこ森は公园北口から最も离れたエリアにあり,万博の际に建てられた「サツキとメイの家」をはじめ,『となりのトトロ(1988年)』の作品の世界観が集められている。ちょっとした登山気分でたどり着いた顶上に待つのが高さ约5尘もの「どんどこ堂」。広く知られたキャラクター「トトロ」のかたちを模した木製游具は,ほぼ自然素材でつくられており,小学生以下の子どもが中に入れるようになっている。
製作にあたっては「サツキとメイの家」の施工を行った工作舎中村建筑と协働し,宫崎吾朗监督の原画を基に型取りするところから始まった。爱知県产の木材を使用した骨组みに,竹小舞の下地を组み,土涂りで胴体がつくられている。身体の色合いは,颜料を入れずに自然の土で発色させることにこだわり,全国各地の土を取り寄せて何度となく试験涂りを行った。淡く优しい青色は淡路の「浅葱土」,お腹の黄色は「豊田の土」を使うことで,亲しみやすい风合いとなった。またヒゲや爪は刃物をつくる锻冶职人が刀造りの技法で鉄を叩き造形されている。木造の游具としての性能を保ちつつ,细かな意匠の実现を目指した。
陶器でつくられた鼻や目などの各パーツ,胸部分にある“毛并み”の位置から爪の角度まで,宫崎吾朗监督と入念に詰められた爱らしい游具が完成している。
里山の顶上にあるどんどこ堂。
コナラなどの木に囲まれた緑溢れる场所
竹小舞に下地である荒壁を涂っているところ
お腹と毛并みの位置出しをした后,毛并み部分を涂る
ヒゲと爪は锻冶职人が叩いて造形
子どもが入って游べる。游具の内部は白木で组み上げられ,入ると木の香りに包まれる
「どんどこ堂」へは100段の阶段を上るちょっとした山登りコースとなっており(上),スロープカーも整备されている(下)。
园内ところどころの木製诱导サインの文字は,书道の腕が立つ细川英树工事课长によるもの。「気楽に书いてください」と宫崎吾朗监督に言われたが,何度も书き直したそうだ
【工事概要】
どんどこ森
- 规模:
- サブゲート栋増筑—木造 1贵
延べ12尘2
管理栋—木造 1贵 33尘2
どんどこ売店 木造 1贵 5尘2
造园—どんどこ堂(游具),
スロープカー,ゲートほか - 工期:
- 2020年7月~2022年3月
?Studio Ghibli


