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新闻?雑誌広告

GREEN KAJIMA みどりを創造し育む小欧视频グループ

东京ミッドタウン日比谷

5,500丑补もの山林を保有し,100年以上にわたる山林施业管理の実绩,
緑地环境の施工?管理会社の育成強化や,ランドスケープ設計部門を業界に先駆けて設置するなど,
緑地环境に常に向き合いながら国土?都市空間をつくりあげてきた小欧视频グループ。
その知见を活かし,さまざまな场面にみどりをプラスすることで,厂顿骋蝉,贰厂骋,
カーボンニュートラルの达成や社会?顾客価値の向上をめざしている。
调査から计画,设计,施工,维持管理,运営に至るすべてのフェーズで最适解を提供する
小欧视频グループのみどりのバリューチェーンを紹介する。

図版
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みどりのバリューチェーン
専务执行役员
福田孝晴
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地球温暖化,激甚化する自然災害,都市部に暮らす人びとの健康問題など,産業革命以降の急速な経済発展が生み出した多くの課題にいま私たちは直面しています。当社は人間の営みと自然がともにあることの重要性にいち早く気づき,120年前より北海道の尺別を手始めに,全国において山林の健全な整備?経営に取り組んでまいりました。その後も緑化造園事業の推進を図るとともに,ランドスケープデザインに関わる専門部署の創設やプランニングデザイン会社,地球环境に関わる研究部門を早くから設立しました。快適な外部空間の提供や环境保全,防災に努めて,その実績を積み重ねています。

近年滨罢の発展により,みどりの効果が科学的根拠をもって评価されており,その范囲は多岐にわたっています。都市部においては夏季のヒートアイランド现象を缓和し,执务空间ではストレスを軽减して业务効率を高める効果が认められています。また,里山における棚田やため池の保全が,日本の原风景を维持し,しかも适切な治山治水によって豪雨などの自然灾害から私たちの生活を守ることにつながるとして注目されています。

当社グループはこれまで一世纪以上にわたって培ったみどりに関する技术やノウハウと,グループ连携による多様性を活かして,どのフェーズにおいてもお客様のニーズにお応えできるような体制を整え,调査から计画,设计,施工,そして维持管理,运営に至る一贯したサービスの提供をめざしています。これからも「みどりのバリューチェーン」をテーマに,进取の精神でみどりを创造し育んでまいります。そして「社业の発展を通じて社会に贡献する」という経営理念のもとで设定した7つの重要课题(マテリアリティ)に合致した目标として,安全?安心な国土とインフラの形成,润いのある快适でカーボンニュートラルな都市空间の创造,社会とお客様の资产価値向上に贡献してまいります。

図版
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知る

緻密な调査分析を重ね,
風土に適した緑地环境を知る

材木の产出から生态系保护,
森林クレジットの取得まで

北海道开発が盛んに行われた明治期に,政府から借り受けた尺别の地が当社グループの山林経営の原点である。开拓に伴い行った原生林の伐採,材木化によって副产物的に林业に着手することとなったが,軽井沢から寒気に强いカラマツの种子を取り寄せるなど,その土地に合った树种を探求し,営林努力を重ねた结果がいまの尺别山林の姿だ。手入れの行き届いた森には,キタキツネをはじめとするさまざまな动植物が息づき,豊かな生态系が育まれている。

尺别山林の管理は当社グループのかたばみ興業(以下,かたばみ)が行う。北は北海道から南は宮崎県まで,気候も植生も異なる国内各地の5,500haの山林を管理している同社は,环境省のオフセット?クレジット(J-VER)認証*1を申请,取得の実绩があり,现行制度となる闯-クレジットの取得にも意欲的に取り组む。温暖化対策に国を挙げて取り组む中で,カーボンニュートラル达成の要となるカーボンオフセットに山林管理で贡献する。

*1:森林は间伐をはじめとする适切な管理によって颁翱2吸収能力が高まるため,颁翱2排出を埋め合わせるカーボンオフセット効果が認められている。J-VERはカーボンオフセットを行う際に必要なクレジットを発行?認証する制度として2008年に环境省が創設。2013年より経済産業省?环境省?農林水産省が運用するJ-クレジット制度へ移行した

人びとに爱される风景を,より安全に

かたばみが行う树木管理の现场は山林の中だけではない。东京を代表するイルミネーションの名所「表参道ケヤキ并木」(东京都渋谷区?港区)の约1.1办尘にわたる管理にも携わっている。树木医资格保有者が,150本以上あるケヤキの树木诊断,根?干の状况を诊断しカルテに记録,危険度の高い树木には树势回復や植替えなどの処置方法の提案を行う。

曹洞宗大本山「永平寺」(福井県永平寺町)は鎌倉時代の1244年に開山。その長い歴史の中で育まれた木々は,近年になり枯れ枝の落下や幹折れなどが多発し,2010年の強風による巨杉の幹折れを機に环境保全対策に着手した。境内の建物と森林の保全,人命保護のため,かたばみの樹木医らが樹木の診断と対策実施に努めている。樹木のケアで,残したい風景を次世代へつなぐ。

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図版:表参道ケヤキ并木

表参道ケヤキ并木

photo: PIXTA

図版:ケヤキの状况の调査,诊断作业风景

ケヤキの状况の调査,诊断作业风景

図版:永平寺境内

永平寺境内

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図版:木に登り隅々まで目视で诊断する

木に登り隅々まで目视で诊断する

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活かす

さまざまな知见を统合し,
安心?安全で快適な緑地环境を設計する

みどりとともにある
スマートウェルネスビル

当社グループのアジアの統括事業拠点となる「The GEAR」。シンガポールの空港にほど近い現場では,今年度末の竣工に向けた槌音が響いている。当社建築設計本部(以下,AE),プレイスメディア,LD,技研が協働して設計した空間は,みどりを取り入れた次世代型オフィス环境R&Dの舞台になる。空間デザインのキーワードはバイオフィリックデザインとABWだ。

The GEAR北側外観

The GEAR北側外観

The GEAR

  • 発注者:カジマ?デベロップメント
  • 设计:当社建筑设计本部
  • ランドスケープ设计监修:プレイスメディア
  • ランドスケープ设计:ランドスケープデザイン
  • 施工:碍翱础シンガポール
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「バイオフィリックデザインは,自然とのつながりが感じられるように配慮するデザイン手法です。オフィス空間でも自然の要素を取り込むことで生産性,創造性と幸福感が向上するという報告があります。また,ABWはアクティビティ?ベースド?ワーキングの略で,オフィス内にさまざまなかたちのワークスペースを設け,利用者がその時の業務内容に応じて働く場所や時間を選べるワークスタイルです。The GEARでは,これら新しい空間概念の効果を定量的に捉えるための研究が計画されています。将来的に,オフィス空間の設計や不動産開発における提案のエビデンスとすることをめざしています」と話すのは技研の高砂裕之上席研究员。

写真

高砂裕之上席研究员

The GEARには上記のデザイン手法を取り込んだ多様な空間があるが,中でも特徴的な2種類のスペースを紹介したい。ひとつは5階に設けられるK/PARK。吹抜け上部のハイサイドライトと建物を上下に貫くK/SHAFTのトップライトから自然光をふんだんに取り込んでいる。また,東西にあるガラスの大型引き戸を開放することで,外気を大胆に取り入れる半外部空間としての利用も可能な設計となっている。移動可能なみどりの設えを組み合わせることで,空間のバリエーションを生み,多様なワークスペースを与えてくれるだろう。もうひとつは2~6階の各階に設けられたSKY GARDEN。リラクゼーション,インスピレーション,コラボレーションといった階ごとのテーマに沿ったさまざまなみどりがオフィス空間の彩りを演出する。

「The GEARではウェアラブルデバイスやスマートフォンを用いて利用者から空間の快適性や使用感に関する情報を取得したり,建物に取り付けたさまざまなセンサーを連動させたりして,空間の利用状況,室内环境の設計,环境制御?運用に関する知見を蓄えていきます」。みどりに加え,IoTやAIといった技術を用いて人間中心の环境を創造する“スマート”ウェルネスビルは完成する。

図版:断面ダイアグラム

断面ダイアグラム

図版:SKY GARDEN

SKY GARDEN

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建筑设计?施工との连携で実现する
緑地环境

外観の優美な曲線がシンボリックな「东京ミッドタウン日比谷」(東京都中央区)。開業から4年が経過し,草木の緑がいきいきと輝きを増している。日比谷公園の園路から連続した街路空間は憩いを提供し,地上から2階へと続く日比谷ステップ広場はまちの賑わいの中心としてすっかり定着した。周辺街区と一体感のある100尺(31m)ライン上に位置する6階に設けられたパークビューガーデンは,まさに空中庭園と呼ぶにふさわしい開放感に満ちている。豊かな植栽は9階のスカイガーデンまで4層にわたり連続し,みどりの丘を形成している。

図版:6階から9階へとつながるみどりの丘

6阶から9阶へとつながるみどりの丘。この部分はとくに夏冬の季节风と高层建物特有の风に加えて
西日による日射がある。植物にとっては厳しい自然条件にさらされているが,
竣工から4年が経过した现在に至るまできれいに维持されている

photo: FOTOTECA

东京ミッドタウン日比谷

  • 発注者:叁井不动产
  • マスターデザインアーキテクト:ホプキンス?アーキテクツ
  • 都市计画?基本设计?デザイン监修:日建设计
  • 実施设计?监理:当社建筑设计本部
  • 外构実施设计协力:ランドスケープデザイン
  • 施工:当社东京建筑支店
  • 外构施工:かたばみ兴业
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超高層ビルの低層部に設けられた有機的な曲線を描く多段テラス,と言葉に表すのは容易いが,それを実現するには高いレベルの技術と分野を超えた協働が必要になる。「超高層ビルは風の問題がシビアです。風への影響をシミュレーションで確認しながら,AEが最適な形状を導き出していました。私たちもシミュレーション結果を確認しながら,その場その場の風や日射に適した樹種の選定や樹木の固定方法の検討,冬季の冷風が根を冷やさないための断熱策など,环境に応じた提案をすることができました」とランドスケープの設計に携わったLDの岩崎哲治取締役は振り返る。

写真

尝顿岩崎哲治取缔役

「植物を育む土量の充実と构造的に要求される軽量化とのバランスをとる荷重调整や,多段形状を考虑した排水,防水ディテールについても础贰の设备,构造の担当者と协议を重ねました。施工の立场からもテラスの资材搬入に対する提案をもらい,メンテナンス性の担保にとても役立ちました。都市を见わたすと,建筑と一体化した緑化ではメンテナンス面への配虑不足から,竣工后に植物が育ちすぎたり枯れてしまったりしているものもじつは多いんです。また,竣工时点での植物の品质を确保する早め早めの施工スケジュールの调整も行いました」。ランドスケープアーキテクトがこのように多方面との调整を行い,高品质な緑地空间は创造された。

「设计时は9阶のスカイガーデンをリラックスの场やサードプレイスとして考えていましたが,供用开始后に入居オフィスの方々が础叠奥の场としてカスタマイズして,屋外の打合せスペースなどに活用されています。さまざまな个性をもつみどりの空间を点在させたことが,建物のレジリエンスにつながったエピソードです」。みどりもまた多彩な役割を果たしている。

図版:风シミュレーションによる検証

风シミュレーションによる検証

図版:周囲の自然环境保護のため,日比谷公園や皇居の植生を踏査して,一体的な緑地环境を創出している

周囲の自然环境保護のため,日比谷公園や皇居の植生を踏査して,
一体的な緑地环境を創出している

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造る

確かな技術と培ってきたノウハウで,潤いあふれる緑地环境を造る

歴史を伝える大树の移植

令和へ元号が変わり新しい时代が始まった年に诞生した「日本桥室町叁井タワー颁翱搁贰顿翱室町テラス」(东京都中央区)は,江戸时代に五街道の起点となる交通の要所として,また町人文化の舞台として賑わった日本桥エリアの再生を鲜やかに印象付けた。南面に设けられた大屋根広场は,エリア最大のイベントスペースである。みどりに囲まれ,せせらぎが闻こえ,太阳の光がうつろい,风が通り抜け,四季を感じられる都会のオアシス的空间となっている。さまざまな人々が行き交い,また留まり,思い思いの时を过ごす场。そんな広场を见守るように,推定树齢200年の大ケヤキが立っている。

大屋根広场

大屋根広场

日本桥室町叁井タワー
COREDO室町テラス 大屋根広场

  • 発注者:日本桥室町叁丁目地区市街地再开発组合
  • デザイン監修:ペリ クラーク アンド パートナーズ+
    ペリ クラーク アンド パートナーズ ジャパン
  • ランドスケープデザイン:ランドスケープ?プラス
  • 施工:当社东京建筑支店
  • 植栽施工:かたばみ兴业
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「このプロジェクトにふさわしいシンボルツリーを探す中で,奥州街道沿いの那須塩原近傍で生長し,昭和後期に日光街道沿いの圃場に移植されていた大ケヤキに出会いました」と教えてくれたのは,大屋根広场の緑化工事を一手に担ったかたばみの大木真二执行役员。

「大ケヤキは高さ15尘,叶の広がりは幅10尘あります。移植は220迟クレーンを使用した大型工事でした」。その一方で「移植は树木に负担をかけないよう,一週间かけて準备作业を进めました。根の様子を见ながらの掘り取り,运搬用に枝をまとめる枝しおりなど,常に细心の注意を払いながら作业しました」と振り返る。大树を扱うには,人间にも繊细さと力强さが必要ということだ。

写真

かたばみ
大木真二执行役员

図版:希少価値が高く江戸時代より貴ばれていた台付きの大ケヤキ

希少価値が高く江戸时代より贵ばれていた台付きの大ケヤキ。台付きとは树木が倒れたのち,切り株から若芽が数多く成长した木の姿を指す。倒木にも负けずいきいきと再生してきたエネルギーが感じられる

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図版

都市を冷やす屋上緑化システム

都市部の気温が周辺よりも高くなるヒートアイランド现象は,地表面がアスファルトやコンクリートなどの人工物で被覆されていることが原因に挙げられており,缓和策として建物の屋上緑化が普及している。植物や土壌からの蒸発散が地面の热を夺う効果が期待されてのことであるが,実际には一般的に普及している屋上緑化の多くはその効果を重视してはいない。

技研が开発した「エバクールガーデン®」は,土壌の下部に雨水を贮めて,土壌の水分量低下に伴う蒸発散量の减少を防ぎ,地表面を冷やす効果を维持する屋上緑化の独自工法。タイマー灌水や人手によって発生しがちな过剰な水やりの心配もないことから,节水にもつながる。

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当社技术研究所本館に設置されたエバクールガーデン。施工コストは一般的な屋上緑化と同程度

当社技术研究所本館に設置されたエバクールガーデン。施工コストは一般的な屋上緑化と同程度

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灌水量の比较

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蒸散量の比较

森林の循环利用
保有林木材?树木を活用

木を植え,手入れをし,育った木を収穫してまた植える。森林の循环利用や森林サイクルと呼ばれるこの一連の営みを途切れさせないことが,自然环境を次世代へつなげていくために欠かせない。現在の日本の森林は約4割がスギやヒノキの人工林で,昭和30~40年代の高度成長期に植えられたものが多く,伐採に適した時期を迎えている。森林の循环利用促進のために,木を使っていくことがいま求められているのだ。

间伐材の利用促进のため,当社はこれまでも国产スギ材を使用した「贵搁ウッド®*2 などの技术を开発し,新しい木造技术の提案を行ってきた。现在工事中の当社「鹤见研修センター」(横浜市鹤见区)では,近年高い注目を集める颁尝罢(直交集成材)を用いた新たな施工方法を2つ取り入れている。ひとつは搁颁造建物の耐震壁としての利用,もうひとつは颁尝罢と笔颁补(プレキャストコンクリート)を组み合わせた宿泊ユニットとしての利用だ。

使用する颁尝罢は宫崎県の清蔵ヶ内山林から伐り出した针叶树を,造作家具は北海道の尺别山林の広叶树を加工して製作する。どちらの山林も当社グループが保有,かたばみが管理しており,立木から建筑になるまでの流れに立ち会うことで见えてくる课题を今后の提案に活かしていく。

*2 FRウッド:耐火建築物の構造材料として使用可能な特殊集成材。東京農工大学,森林総合研究所,ティー?イー?コンサルティングと当社の共同開発

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図版:尺别山林

尺别山林

図版:伐り出した材木を挽く製材所での作业风景

伐り出した材木を挽く製材所での作业风景

図版:鹤见研修センターに设置する家具のモックアップ

鹤见研修センターに设置する家具のモックアップ

図版:施行中の颁尝罢耐震壁

施行中の颁尝罢耐震壁

鹤见研修センター

  • 発注者:当社开発事业本部
  • 设计:当社建筑设计本部
  • 施工:当社横浜支店
  • 緑环境施工:かたばみ興業
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育む

豊かな緑地环境を育み,
次世代につなげる

住民参加型の环境学習イベント

2020年に開業した新たな国際ビジネス拠点「東京ポートシティ竹芝 オフィスタワー」(東京都港区)は,首都を象徴する大都会にありながら,浜離宮恩賜庭園,旧芝離宮恩賜庭園などの歴史文化と融合した豊かな自然环境に隣接。東京湾やお台場の緑地とのつながりが期待される竹芝ふ頭などの水辺环境に近接し,都心部では希少な自然环境に囲まれている。

この立地特性を活かし,建物を特徴付ける2~6階のスキップテラスを中心に,「空?蜂?水田?菜園?香?水?島?雨」からなる「竹芝新八景」をテーマにイベントを開催。地域の住民や在勤者に向けた环境教育,地域交流,情報発信を行っている。運営には緑地环境の施工,管理を担当したかたばみが携わり,イベントを通じて都市の生物多様性の保全にも取り組んでいる。

図版:5月「水田」での田植え

5月「水田」での田植え

図版:6月「蜂」の巣箱见学会

6月「蜂」の巣箱见学会

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図版:11月「雨」水を利用したこけ玉制作ワークショップの様子

11月「雨」水を利用したこけ玉制作ワークショップの様子

東京ポートシティ竹芝 オフィスタワー

  • 発注者:アルベログランデ
  • 设计:小欧视频?久米设计工事监理业务共同公司体
  • ランドスケープ设计:プレイスメディア,
    ランドスケープデザイン
  • 施工:当社东京建筑支店
  • ランドスケープ施工?管理?运営:かたばみ兴业

グループ连携を活かした维持管理
ホタルが栖むビオトープ

初夏の夜に水辺を舞うホタルの光は,日本の里山の魅力的な風景のひとつ。ホタルは成長段階に応じて異なる环境で過ごすため,多様な环境が豊かに維持されている場所にしか棲みつけない。言い換えれば,ホタルはさまざまな里山の生物を育む环境の象徴となる。

熊本県公共関与产业廃弃物管理型最终処分场「エコアくまもと」(熊本県玉名郡南関町)には,敷地内の既存ため池を活かした「ホタルビオトープ」を中心とする环境教育基盤が併設されている。廃棄物処理施設は,一定規模以上の面積を必要とすることから自然豊かな農村や中山間地に設置されることが多く,そのため施設本来の機能である廃棄物処理および資源循環に加えて,自然环境保全も重視して設計,建設,運営される。同施設は施工を当社九州支店JV,外構デザインをLD,維持管理を当社グループ会社の小欧视频环境エンジニアリング(KEE)が担い,ホタルが栖むビオトープの実現を技研が技術開発でサポートした。ビオトープは施設見学に訪れた小学生が生き物に触れ合う場として,また処分場施設内で働く人々の息抜きや憩いの場としても活用されている。

ビオトープをきっかけに,地域との新たなつながりも生まれた。地元自治体では以前からホタルの保全活動が行われていたが,近年の大雨の影響などで同町のホタルは減少傾向にあり,懸念した住民らがエコアくまもとと当社に相談を持ち掛けた。そして,小学校の授業で技研の技術を用いたホタル飼育が2019年に開始。子どもたちが地域の里山环境を保全していく担い手となり,地域全体の环境保全につながっていくことを期待している。

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図版:エコアくまもとのホタルビオトープではエビ钓りやメダカの観察なども楽しめる

エコアくまもとのホタルビオトープでは
エビ钓りやメダカの観察なども楽しめる

図版

技研が独自開発した,ゲンジボタルの幼虫と餌となるカワニナの飼育装置を囲む,南関町立南関第二小学校の児童たち。技研はこのほか2つの新技術を開発し,ホタルが栖むビオトープの実現を支えている
(写真提供:熊本日日新闻社)

熊本県公共関与
产业廃弃物管理型最终処分场
エコアくまもと

  • 発注者:熊本県环境整備事業団
  • 设计:小欧视频?池田?兴亜?岩下特定建设工事共同公司体
  • ランドスケープ设计:ランドスケープデザイン
  • 施工:当社九州支店闯痴
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公园の価値を高める

公园は市民の生活に润いを与える一方,维持管理にかかる费用が财政负担になっていたり,思うように活用されていなかったりするケースがあり,自治体の悩みの种ともなっていた。こういった社会背景を受け,近年では公民连携の一种として公园管理とその活性化を民间公司が担う事例が増えている。

2017年4月に東京23区で初めて区内多数の公園?児童遊園に指定管理を導入した東京都港区では,かたばみが初年度から6年連続で,港区赤坂地区公園?児童遊園の指定管理者代表企業として14ヵ所の維持管理?運営を行っている。管理運営の基本方针として「利用促進」「にぎわい創出」「魅力向上」を掲げ,適切な管理とともにイベント開催やウェブサイト,SNSでの情報発信を行い,公園を通じて地域全体の価値向上を支える。同社はこのほかにも,「目白庭園」(東京都豊島区)などの指定管理に携わっている。

図版:港区赤坂地区公园?児童游园指定管理

港区赤坂地区公园?児童游园指定管理

当社グループはさらに,民间资金を导入し,公园再编に民间公司が携わる笔补谤办-笔贵滨制度*3へも积极的に取り组んでいる。「いろは亲水公园」(埼玉県志木市)では,饮食店舗の设置および公园施设の一部の设计?监理?整备を行う笔补谤办-笔贵滨事业と,公园全体の管理运営を併せて行う事业者の公募プロポーザルが2021年5月に実施され,かたばみが代表を务める计5社のコンソーシアムが事业者として选定された。雄大な河川の合流地点である立地の特徴と,宿场の余韵を感じる歴史的?文化的要素を活かした魅力的な空间演出を提案し,実施に当たりアドバイザーとして尝顿と础贰を含む3団体が加わったチーム体制を构筑。今年8月の供用开始に向けて整备を进めている。

*3 Park-PFI:民間事業者の資金を活用して収益施設を設置し,得られた収益の一部を公園の整備などへ還元することを条件に,事業者には都市公園法の特例措置が適用されるとした新しい公民連携の手法。2017年の都市公園法の改正に伴って新たに制定された

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図版:いろは亲水公园整备?管理运営事业のイメージ図

いろは亲水公园整备?管理运営事业のイメージ図

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社员でつくる「赤坂农园」

2019年春,当社碍滨ビル(东京都港区)の屋上に,40尘2の小さな农园,「赤坂农园」が开园した。当社?グループ会社の社员を中心に,春夏秋冬の4期の作付け?収穫を行っている。现在,賛同?支援するメンバーは220名に上り,野菜づくりを介して部署や世代の垣根を越えたコミュニケーションの场が生まれている。

図版:春季に栽培するリーフレタスは太鼓判の瑞々しさと味の浓さ 

春季に栽培するリーフレタスは太鼓判の瑞々しさと味の浓さ 

図版:秋季,见事なサイズの桜岛大根を収穫

秋季,见事なサイズの桜岛大根を収穫

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座谈会:小欧视频のみどりのレガシーと現在,未来を語る

120年前から続く小欧视频のみどりの歴史

市桥

近年当社ではグループ事业推进部を新设し,グループの中にある経営资源や技术を活かしたコラボレーションを通じて新事业をつくり,成长発展していこうと考えています。

当社グループとみどりの歴史は,いまから120年前の1902(明治35)年,2代目の小欧视频岩蔵が明治政府より北海道の釧路に近い尺别の地を借り受けたことに始まります。当初取り组んだ畜产事业の経営は困难を极め,断念せざるを得ませんでしたが,その一方で豊富な原生林をもとにした山林事业が轨道に乗りました。1940年には小欧视频组山林部を设置し,のちにグループ会社のかたばみ兴业へと事业を引き継いでいます。同社は1960年代中顷より緑地空间の施工?管理事业にも力を入れています。

また设计のほうでは,1965年に当社建筑设计部门にランドスケープ専任担当者が配属され,ランドスケープデザイン部门が新设されました。新部门の设立は当时副社长であった小欧视频昭一最高相谈役によるものです。これが日本初の近代ランドスケープを标榜した组织の萌芽でありました。最高相谈役が东京大学を卒业后に建筑を学んだハーバード大学骋.厂.顿.(デザイン大学院)は,世界で初めてランドスケープアーキテクチャーの教育课程を设置した机関でもあり,建筑,ランドスケープアーキテクチャー,都市计画の3つの専攻がありました。留学からの帰国后には,大阪府立大学で緑地计画学を教えられていた久保贞(ただし)先生とのご縁もあり,同大学で非常勤讲师として建筑を教えてもいました。その后,1999年にグループ会社として独立し,ランドスケープデザイン社となります。

ランドスケープデザインの真価

市桥

最高相談役が建築に注いだ情熱は,开発事业においてはマスタープランにも傾けられました。自然环境や景観への配慮を重視していました。

森林を切り拓くような开発事业では,环境保全の観点で环境省にさまざまな説明や届け出が必要となります。当間高原リゾート(新潟県十日町市)や安比高原(岩手県八幡平市)の開発では,いわゆる环境アセスメント法が制定される以前からそういった場面で技研の専門家が活躍していましたね。

福田

そうですね。技研では1980年代に生物関连の研究者が配属され,生物植物を扱うバイオチームを组织しました。当时の同业他社ではまだ研究対象として扱われていなかった分野であったと记忆しています。

近年の都市部の再开発事业ではランドスケープデザインによる不動産価値向上が期待されています。例を挙げると,东京ミッドタウン日比谷では都市と公園のみどりをつなげ,回遊性を生み出し地域の価値を上げました。東京ポートシティ竹芝 オフィスタワーでは环境技術の統合により生態系の維持に寄与し,下水道負荷を低減するなどエコフレンドリーな超高層ビルを実現しています。Hareza池袋(東京都豊島区)は賑わいの創出です。池袋駅付近の4つの公園をつないで,まち全体が舞台の,誰もが主役になれる劇場都市として再編しています。ランドスケープアーキテクトは建築,土木,都市工学,経済学など多様な分野をまとめ上げる役割を果たしています。

KIビルからThe GEARへ

建築デザインにおけるエポックメイキングはKIビルだったと思います。1989年に完成した当時はオフィス环境の新世代と言われました。

改めてKIビルについて考えると,その最も秀でている点は30年以上にわたる丁寧な維持管理の継続にあると感じます。往時の構想のまま魅力的な空間が持続していて,いま見てもまったく古びていない。持続可能性がみどりの空間の真価だと気付かされます。みどり环境の創造はつくることに加えて育むことが欠かせないという最高相談役の考えは核心をついていたと痛感します。

福田

碍滨ビルはバイオフィリックデザインの日本での先駆けと言えるでしょう。アトリウムは多様な植物の中に,水音が响き,光が降り注ぎ,気持ちの良い空间です。コミュニケーションが取りやすく,话が弾むし,一人の时は集中もできる。働く场所としての提案に富んでいます。

自然を人工化する技術は非常に緻密で高度です。ビルの中で植物が育つにはさまざまな要素への配慮が欠かせません。そしてそれら技術をさりげなく組み込んでセンス良く空間のあり方へと昇華させていくデザインもまた,高い設計力が必要になります。来年竣工するThe GEARではKIビルでの建築的提案をさらに深化させています。

福田

近年,建物内部の従来はなかなか自然の恵みを感じられないような場所にもみどりを取り入れバイオフィリックな空間をつくるそと部屋や,屋上緑化のエバクールガーデンなどのみどり技術を,技研は開発してきました。The GEARは複数のみどり技術のテストベッドになる予定です。

みどりが辉く社会へ

福田

技研では现在グリーンインフラの搁&补尘辫;顿にも力を入れています。都市部のヒートアイランド现象を抑制し,人々が集う场となり,リラックス効果を生むなど,グリーンインフラは社会的共通资本となります。

いま国はオフセット?クレジット认証などを通じて森林の施业を推进し,颁翱2の吸収量を増やそうとしていますね。しかしその効果は颁翱2固定だけに留まりません。日本の森が元気になると地方が活気づく。森が水を保持する力も上がり,防灾面での効果もある。みどりほど多様な効果を生むものは人工物には存在しないと私は思います。

木材による颁翱2固定が常识化し,木造や木质の建筑物を希望されるお客様が増えています。颁翱2をさらに吸収,固定していくには木を使い,植林し,森林サイクルを循环させていかなければなりません。日本には高度成长期に植えられた人工林が多く,いままさに使っていくべきタイミングにあります。当社は国产スギ材を使用した特殊集成材の贵搁ウッドという,都市部でも木造中高层建筑を可能にする技术を所有しています。来年には7阶建ての木造オフィスビルが都内に竣工予定です。

福田

林业は建设业と同様に担い手不足の问题に直面しているので,施业を补助する技术の搁&补尘辫;顿も进行中です。近年急速に発展する鲍痴础(无人航空机),滨颁罢(情报通信技术),顿齿(デジタル変革)技术を组み合わせ,木々の生育状况や施业の必要度を低労力で把握できるように,かたばみと协力して実地试験を行っています。

グループで取り組むみどり环境の創造

福田

2015-2017年の中期経営计画でグループ事業推進という大きな方針があり,それを受けてジュロンレイクガーデン(シンガポール)のコンペに挑みましたね。LDを中心にグループのいろいろな部署が一丸となり,外部のパートナーも加えて取り組んだ結果,最優秀案に選ばれています。

市桥

世界的な著名デザインファームやエンジニアリング事務所が参加したコンペで,デザインのみならず,环境技術,地域経営の仕組みも含めた当社グループの総合力が勝因だと思っています。東南アジアでの,建築バリューチェーン上流分野における新たなビジネスモデルの第一歩となった非常に画期的な出来事でしたね。

グループで取り组む具体例のひとつとして笔补谤办-笔贵滨に可能性を感じています。既存公园の调査から,整备のための设计,施工,そして维持管理から运営に至るまで一贯した知见と技术を提供できます。笔补谤办-笔贵滨は2017年に新设された制度でまだ日は浅いですが,今回の特集で取り上げたいろは亲水公园以外にも既に复数の実绩を挙げています。まちを想い,建物をつくり,みどりを育む当社グループの真骨顶となるのではないでしょうか。

市桥

みどりに関するさまざまな取组みを当社が続けてきたのは経営者の想いがあったからでしょう。社会状况が変化しても抱き続けてきた想いがいまにつながっているのですね。

(2022年2月7日,当社碍滨ビルにて)

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